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キャリアアップ助成金について|中宮先生によるお役立ちコラム【2024年6月号】
2024/06/06
コラム
受け入れている派遣社員を正社員転換するとキャリアアップ助成金が受給できることがあります。
キャリアアップ助成金正社員化コースは、今年度から助成額が引き上げられました。
・派遣社員以外を正社員に転換した場合
1名につき80万円
・派遣社員を正社員に転換した場合
1名につき108.5万円(中小企業の場合)
⇒派遣社員を正社員に転換すると、28.5万円加算されます。
キャリアアップ助成金正社員化コースは、今年度から助成額が引き上げられました。
・派遣社員以外を正社員に転換した場合
1名につき80万円
・派遣社員を正社員に転換した場合
1名につき108.5万円(中小企業の場合)
⇒派遣社員を正社員に転換すると、28.5万円加算されます。
助成金申請の流れ
助成金申請の大まかな流れは以下のとおりです。
① 前提
・派遣社員を同じ職場で6か月以上受け入れている
・キャリアアップ計画を作成し、管轄労働局長の認定を受けている
・就業規則に正社員転換に関する規定が定められている
② 正社員転換
・就業規則で定める手続きに従って正社員転換する
③ 正社員転換後
・正社員転換前の6か月間の賃金と比較して3%以上昇給していること
④ 支給申請
・申請は、助成額の半額を半年ごとに申請します。
正社員転換から6か月経過後に1回目の申請、1年経過後に2回目の申請を行います。
いきなり正社員にすることが難しいという場合、契約社員として直接雇用し、その後正社員に転換するというルートでもキャリアアップ助成金の申請対象となります。ただし、その場合は、派遣労働者を正社員に転換した者ではないので、助成額は80万円になります。
① 前提
・派遣社員を同じ職場で6か月以上受け入れている
・キャリアアップ計画を作成し、管轄労働局長の認定を受けている
・就業規則に正社員転換に関する規定が定められている
② 正社員転換
・就業規則で定める手続きに従って正社員転換する
③ 正社員転換後
・正社員転換前の6か月間の賃金と比較して3%以上昇給していること
④ 支給申請
・申請は、助成額の半額を半年ごとに申請します。
正社員転換から6か月経過後に1回目の申請、1年経過後に2回目の申請を行います。
いきなり正社員にすることが難しいという場合、契約社員として直接雇用し、その後正社員に転換するというルートでもキャリアアップ助成金の申請対象となります。ただし、その場合は、派遣労働者を正社員に転換した者ではないので、助成額は80万円になります。
新たに正社員転換制度を導入した場合の加算措置
今年度から新たに正社員転換制度を導入した場合の加算措置が2つ設けられました。
これらの要件を満たす場合、助成額は最大で168.5万円になります。
加算措置①
正社員転換制度を初めて導入し、正社員に転換した場合、20万円(大企業15万円)が加算されます。この加算は、1事業所1回限り利用することができます。
加算措置②
「勤務地限定・職務限定・短時間正社員」制度を新たに規定し、その区分で正社員に転換した場合、40万円(大企業30万円)が加算されます。この加算は、1事業所1回限り利用することができます。
採用に関して売り手市場が続く中、優秀な人材を確保する方法の一つとして、派遣社員の正社員登用を検討されてみてはいかがでしょうか。
これらの要件を満たす場合、助成額は最大で168.5万円になります。
加算措置①
正社員転換制度を初めて導入し、正社員に転換した場合、20万円(大企業15万円)が加算されます。この加算は、1事業所1回限り利用することができます。
加算措置②
「勤務地限定・職務限定・短時間正社員」制度を新たに規定し、その区分で正社員に転換した場合、40万円(大企業30万円)が加算されます。この加算は、1事業所1回限り利用することができます。
採用に関して売り手市場が続く中、優秀な人材を確保する方法の一つとして、派遣社員の正社員登用を検討されてみてはいかがでしょうか。
<執筆者>
社会保険労務士法人ユアサイド
社会保険労務士 中宮伸二郎先生
2000年社会保険労務士試験合格。
2007年社会保険労務士法人ユアサイド設立。
2007年より派遣元責任者講習講師を担当し、労働者派遣や有料職業紹介などの人材サービスに詳しい。
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